※本記事は、OSIRO社のコミュニティ献本企画に参加し、献本を受けて執筆しました。

「文学は何の役に立つのか?」ということで、文学とはまず何なのかを調べてみました。Wikipediaによると「文学は、言語によって表現された芸術のこと。詩、小説、戯曲、脚本、随筆、評論などの総称である。」とのこと。
思っていたよりも範囲が広くて、結構なんでもありなんだなあ、私が楽しんできたものはどれもきちんと文学であったのだなぁと少し嬉しく思いました。

さて、子供時代の私にとって文学というものは、逃避であり、純粋な喜びであり、学びであり、なくてはならないものでした。
間違いなく必要なものだったので、役に立つか立たないかという視点で文学というものをとらえたことがなかったように思います。

文章に対するざっくりした感想としては、正直に言えばなかなか難しくて、理解力と書く力をつけなくてはいけないなと反省しました。
なので立派な感想は書けません。ただ思ったことだけを書いていきます!

I章までしか読めていない今の時点で結論を出すのが難しいのですが、私の答えは「文学は役に立つものだと信じたい」です。
平野さんのおっしゃるように役に立っても立たなくても価値はあるし素晴らしいことに変わりはないですが、役に立つものであると証明できたなら、この先もきっと文学が生き残り続けてくれるのではないかなと。
文学に守られて生きてきましたので、文学が誰かや何かを救うものとして、この世に存在し続けてほしいのです。

ここ数年、もしかしたらもっと前からなのかもしれませんが、ものごとの曖昧さに耐えられない人が増えているように感じます。
わからないものをわからないものとして受け止めることや、それを理解する努力を続けること、そういったことを忌避する風潮から、タイパだの論破だのが流行ったりもしたのかなと考えたりもします。
それはやっぱり怖いことで、ものごとは移りゆくしたくさんの人がいて考えがあって、絶対的な正解はないはずです。わかりにくいことにかける時間こそに意味があることだってきっとあります。文学はそういったことを教えてくれるものだと思います。

文中にあったAIの話から、その人をその人たらしめるものはなんなのかと考えたとき、それは思考や精神なのだと感じました。
文学はそのふたつを磨いてもくれると思いますから、私を私たらしめるものもやはり文学なのだろうと思う次第です。

まとまらない思いをつらつらと書き綴ってみましたけれど、最後に一つ私に言えることは、「文学ってやっぱりいいものですね」ってことですね笑

貴重な機会をいただき、関係者の皆様には感謝申し上げます。
読んでくださった方、ありがとうございました!

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