はじめに

Liberオフ会にて本の交換(一方的にもらっただけ)がありました。そこでとても面白そうな本を@リュウ さん勧めていただき読んでみました!ありがとうございます。

概要:料理は4つの要素から成り立つ

世の中にある料理というのは火、水、油、空気の4つから成り立っているというもの。そしてその要素が含まれるレベルや要素の組み合わせによって細分化されていく。そのためどんな料理も分解していくと意外な共通点が見えてくる。

例えば、ポトフとブイヤベースと水炊きは同じようなものだと考えることができる。大きな鍋に水を入れ、具材を入れて茹でることで食材の旨味が染み出しスープ(出汁)となる。違いがあるとすれば入れている食材と調味料くらい。
ところでシチューもポトフと同じととらえることができる。シチューは長時間煮ることで出来上がるが”茹でる”と”煮る”という行為自体は液体を火にかけるという意味でさほど大差がない。ではポトフの状態でもシチューといえるのではないか?
さらに時間をかけて具材が液体に溶けたたらポタージュのよう。あれ?そしたらスープと煮物も同じ?というふうに。

要は調理方法としては基礎となるパターンがあり、それに合わせて食材や調味料を変えることで何万通りもの料理を生み出してきたということがわかる。それが「料理の四面体」と呼ばれるものである。
image.png 106.89 KB(図参考:玉村豊男『料理の四面体』)

火を主軸として水、油、空気の加減を変えることで調理名称が変わる。そこに対象となる食材・調味料を組み替えるだけで料理が出来上がる。これに沿ってスロットのように組み合わせを変えることで明日からの献立に悩むことはなくなる。

感想:料理のレパートリーが増えそう


タイトルに「料理が苦手でも」と書いたものの自分は料理は苦手ではないです(笑)
ただ、一人分の飯を作っているとどうしても面倒になってくることがあります。そうなってくると普段から慣れているものばかり作るようになってますます面白味に欠けます。

この本を通して料理をより自由に、気軽に楽しめそうな気がしました。自宅にある食材と調味料で自分だけの料理をつくってみようと思います。

皆さんも是非お試しあれ。